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今回はまじめ記事
コロナウィルス感染拡大。緊急事態宣言発令。外出自粛。そんな煽りをうけタカシマムザホルモン.COMもブログ更新を一時中断。しばらくは世間の様子をうかがっていました。
が、そのうちにSNSでの自称正義マンによる釣り人いじめが案の定はじまり、有名プロ、特に女性だから弱いと思っているのか?釣りガールへの誹謗中傷を積極的に行う不届き者まで湧いてくる始末。
「あんたら、戦う相手を履き違えてるんじゃないか?」
日本人は礼儀正しい民族だ。日本人は困ったとき助け合いができる民族だ。本当にそうか?SNSが普及した時代の大災害。我々は東日本大震災の時に学んでいるはずなんだ。「そんなことはない」と。
人間を追い込むのはいつも人間なんだな。
今回は釣り人目線で見たコロナ騒動、自粛への考え方。そしてこの先どうしていくのか。大きく3つに分けて整理していこうと思う。
前提として
僕の個人的な意見。今回の自粛騒動下、最高の答えは間違いなく一切釣りをしない完全な自粛である。
しかしその最高の答えは仕事、買い物、移動等人間が全ての外出行為を絶った場合だ。つまり仕事行きます、買い物にスーパー、コンビニ行きます、でも釣りは「外出」なので絶対だめです。という観点がいかに無駄であり無意味であるか。まずその大前提を唱えたい。
もちろん人が密集する釣り場、まったくの無対策で釣行、移動。というは論外。
ちゃんと対策をした上で自然と向き合う本来の「釣り」の姿を徹底しよう。対策を考えることができない人は家から出るな。というのが現時点での僕の意見です。これを理解してもらったら話を先に進めましょう。
発生から今日までを簡単にまとめた
まずは敵を知ること。今一度今日に至るまでの経緯を振り返ってみよう。個人がまとめているレベルなので間違いがあったら申し訳ない。指摘できる人は指摘をお願いします。
2019年末頃、中国武漢市にて体調不良を訴える人が続出。検査の結果新型のウィルス感染による被害と判明。当時原因は武漢一帯のコウモリ食文化によるコウモリからの感染とされていたが、のちに現在の武漢にコウモリ食の文化はすでにないことが判明。また中国のウィルス研究をする施設が武漢にあったこと、ウィルスの遺伝子内タンパク質配置が自然発生するものではないという発表がなされたため現在アメリカの調査チームが武漢ウィルス研究所への強制捜査を準備中。
2020年に入り中国国内でも多数の感染者が出ていたが、日本をはじめ世界各国への移動者はあとを絶たず、結果蔓延。この時日本では北海道、三重、和歌山で感染が確認されたが、どの症例も中国への渡航歴、また中国人観光客との接触があった。
この時点ではまだ日本への被害は大きくないと捉えられていたためか大きなイベントなども通常通り開催。釣り関係でいえば横浜フィッシングショーと大阪フィッシングショーだ。大阪フィッシングショーではメーカー側にはマスク着用が義務付けられていたようだが、一般入場者に強制力を持った義務はなく、マスクなしでブースを回る人も少なくなかった。また今では信頼性なしと判断された世界保健機関(WHO)もこの時は「警戒の必要なし。パンデミックは起らない。」と発表。のちにWHO事務局長テドロスは中国とズブズブの関係であり、中国にとって都合の良い声明を出していたことが疑われ信用の失墜となった。釣りイベントは時期が少し後ろだったこともあり、名古屋キープキャスト、西日本釣り博は中止となっている。
そして2020年4月7日。日本政府から埼玉、東京、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡を対象に緊急事態宣言が発令。密集、密閉、密接の3密を避けること、人との接触を最低7割減らすことを全国民に指示した。そしてこれを追うような形で4月16日には範囲を全国へと拡大。今(記事執筆は4/21)に至る。
SNSでの様子
琵琶湖のボートガイドが全キャンセルになったり、釣具店でのイベントが中止になる中、SNSにて一般の釣り人も釣り自粛を宣言する人が増えいき、インスタでは過去の釣果写真を上げようキャンペーン、ツイッターでは相手を指名して思い出の魚たちを紹介するツイートが流行りを見せていた。
それと同時に釣りに行った人、自粛を積極的に勧めない人を執拗にいじめる人間も目立ち始めてくることとなる。また最近になり立ち入り禁止の堤防で密集して釣りをする人たちがテレビのニュースで流れ、多くの批判が集まった。その映像、僕も確認したがまぁひどいもので。釣りをしているのはライフジャケットもしないような人たち。みんな釣具屋でセット販売されている道具ばかりで普段から釣りをする人じゃないのが一目瞭然。おそらくこの騒動で家にいることが多くなった人たちが暇だし、じゃあ釣りでも、とやってきたのだろう。
そして案の定、この件とは関係のない釣りアカウントまでもがバッシングを受けることに。ニュースを見た一般の人はもちろん、自粛を決めていた釣り人までが攻撃をしていた。ここでおかしいと思うのは僕だけだろうか。釣りをしない一般の人からしたらニュースに映っていた人らがろくでもない集団だとはわからず、たまたま目にした釣りをしていますというアカウントに文句を言う。これは百歩譲ってわかる。わからないだろうからね。でもなんで釣り人が罪のない別の釣り人を攻撃しているんだと。
あなたが自粛しているのは偉い。それは褒められるべきだと思う。ただ、俺は自粛してるのに、という名目で他の釣り人を攻撃するのがはたして正しいか?そこに想像力理解力はあったか?攻撃しているその人がどんな地策をして釣りに行っていたかを知っているのか?ここにネットリテラシーが見えてくるんです。
有名な話を借りるのならば「酒が人をだめにするんじゃない。その人がダメ人間なのを酒が暴くだけだ。」一緒だね。
「自粛」を考える
ではどうすれば正解か?なにもかも自粛か?という問題。
記事前半でも書いた通り、僕が思う最高の大正解は「仕事、買い物、移動、趣味問わず一切の外出をしないほどの自粛」デス。人から人へ感染するウィルスなのだから、人間が動かなければ広がらない。だけど、それが不可能なのは火を見るよりも明らか。誰かが仕事しなきゃ世界が止まる。買い物をしなきゃ明日食う飯がない。物流をとめたら死ぬしかない人が大勢いる。
東日本大震災の時の自粛は大勢の方が亡くなった。復興にはまだ遠く、趣味は娯楽だからつらい人たちに失礼だ。といった雰囲気だった。つまりは弔いからくる自粛。この時はもちろん日本政府から自粛要請があったわけでもなかったが、日本全国で釣りをする人は確かに減ったように思えた。
そして今回。緊急事態宣言の発令。日本政府からの不要不急の外出自粛要請。この状態だけで「とにかく自粛だ!移して回るつもりか!」となっている人が多い。それはもちろん間違ってはいないんだけど、個人の見解で他人に強制を強いるのはよくない。日本政府から出されている具体的に避けるべき状況、状態というものがある。それがいわゆる3密。コピペしよう。こう述べている。
・緊急事態宣言は、罰則を伴う外出禁止の措置や都市間の交通の遮断等、国外で行われている「ロックダウン」(都市封鎖)のような施策ではありません。
・医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、屋外での運動や散歩など生活の維持のために必要な外出は、自粛の対象となりません。
・不要不急の外出及び「三つの密」(①密閉空間(換気の悪い密閉空間である)、②密集場所(多くの人が密集している)、③密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる))が重なる状況を避けるようにし、自己への感染を回避するとともに、他人に感染させないよう徹底しましょう。
・日常生活や職場では、人混みや近距離での会話、多数の者が集まり室内において大きな声を出すことや歌うこと、密接した状況で呼気が激しくなるような運動を行うことを避けましょう。
・食料品等の買い物は可能ですので、買い占めの必要はありません。冷静な対応をお願いします。
・不要不急の帰省や旅行など都道府県をまたいだ移動は控えましょう。
・感染防止のためには、できる限り頻繁に石けんを使って手洗いして下さい。
・咳をする際には、咳エチケットにより飛沫を飛ばさないようにし、室内の換気にも気を付けて下さい。
これが、結局答えなのだ。我々が個人間で、また個人の予測、経験であーだこーだというのは、大前提であるこの「答え」を理解してから。その大事な段階を飛ばすせいで自称正義マンの攻撃者が表れてしまっている。
例えば、あなたが釣りに行くときはいつも人と一緒に、大勢がいる釣り場に行くのかもしれない。釣具屋によって買い物もするし、受付があるなら混雑もしているかもしれない。ふむふむそうかそうか。
で、あなたが今攻撃している相手はその状況と同じ人なのか?
例えばソロでボート釣行。リザーバーでレンタルボートを借りて釣りをする。他人と1m以内まで距離が近づくタイミングがどれほどある?ないよ。せいぜい受付でお金を払うときくらい。時間にして長くても3分。マスクあり。手、アルコール消毒済み。となれば、家からちょっとコンビニにアイスでも買いに行ったらそのほうが何倍も他人に近いんですよね。
例えばおかっぱり。一人で釣りに行ったら他人と接触することなんてありません。というか防げます。わざわざ咳をしながら見ず知らずの人に話しかけに行くようなことをしなければ。もちろん話さなければ防げます。
屋内釣り堀や人が密集する釣り場を避け、マスクや消毒を徹底することで、接触リスクを限りなくゼロにして釣りをすることは可能なんです。
その可能性をどこまで理解できるか?考える、想像することができるかは人によって違います。ですが、想像力理解力のない人というのはどうしても一定数いるものなので、SNSであれば積極的にブロックすることも手の一つです。そういう人は嘘の情報に騙されやすく、フェイクニュースなんかを拡散させてしまうことが多いです。自分を守るのは結局のところ自分しかいないんですよ。自己防衛。
長々と書いてしまいました。これが僕の気持ちの終着点↓↓
マナーを守る。対策をする。理解し、考える。その上で行う釣行ならいいんじゃないか?釣りは自然の中に身を置き、自然と遊ぶものなのだから。
この先我々釣り人ができること
収束の見えないこの先、僕ら釣り人に何ができるだろうか?例えばの話が中心になってしまうが、ぜひ一緒に考えてほしい。
緊急事態宣言の延長も噂される中(というかほぼほぼそうなると思うが)、まず遠征釣行はやめよう。それは一人でもだ。ずっと車中泊で一切他人と会わないというならまた違ってくるが、そんなケースは稀だろう。大体はどこかに立ち寄るし、なにかあったらその場の人の力を借りなければいけない。感染する、させるリスクはやはり大きい。これもリスクを減らすため、自粛ってのはそういう所だと思う。
オフショアでの釣行は釣り船の対策をしっかりと確認しよう。遊漁船によっては大きな船で定員を5人までにしていると船や、キャビンへ出入りを禁止する対策をとっている船もある。ただ、必ず他人と接触するのでよく確認、また自分の対策はもちろん完璧に。
経済を回す、というのも大事になってくる。コロナが収束してよっしゃ思いっきり釣り行こう!となったとき好きなメーカー、好きな釣具屋がつぶれていては台無しだ。できるだけ他人と接触しない方法をとりつつ使えるお金は使いたい。
上でも書いたが、人が密集する釣り場へは近づかない。知り合いで暇だし釣りをしようとおもう、みたいな人がいたらどこでするのか?対策は万全か?よく確認してあげよう。が、足場のいいファミリー向けの釣り場というのはどうしても人が密集しやすい。かといって人の寄り付かないような危ないポイントを勧めるのはもってのほかだ。こんなタイミング。時にはNOを提示する努力もしよう。
まとめ
長々と付き合っていただきありがとうございました。僕なりに見た今回の騒動、そして自粛への考え方。もちろん反対意見はあってしかりと思います。僕だってこれは誰かの意見に反対しているわけですし。ご意見、拡散は歓迎です。いただいた意見で考えが変わることもあるかと思います。
最後の最後にもう一度だけ言いたかったことのまとめをするとこうです。
釣る側は妥協のない対策を。見る側は想像力理解力をもって。どちらにも言えることは「敵を間違うな」です。