目次
お知らせ
タカシマムザホルモンを推す人、増えてます。 完全大人バサー向け Youtubeチャンネルも活動中。
今5秒だけ時間に余裕がある方、ぜひチャンネル登録をお願いします。とても励みになります。
普段はツイッターにいます。 毒多めで大変危険ですが、タカシマムザホルモンに物申したい方にはオススメです。
では、記事へGO!
さて今日のお話「スピナーベイトにはグラスロッド」
一般的大常識「シングルフックの巻物は高弾性カーボンロッドでないとかからない。」その常識、もう遠い過去のものになるかも知れません。
僕は最高に気持ちよくかつ安心して使える実践向けロッドセレクトをついに見つけてしまい、シングルフックブレードベイトへの印象がガラッと変わりました。
「今までなんてもったいないことをしてきたんだと」本気でそう思いましたね。
今のタックルで十分満足ッスという方も、これから話す経験談にもし共感ないしは心当たりがあった場合、ひょっとすると人生を変えるほどの良記事かもしれないのでぜひ最後まで見ていってください。
こんな悩みを持ったことはないですか?
強い系ルアー代表スピナーベイト。おかっぱり、ボート問わず使用頻度の高い最強のサーチベイト。食わせももちろん得意。ワシ使ったことないでって人にはあったことないくらいバスフィッシングofバスフィッシングなルアー。
そんな清く正しいバスフィッシングの王道を行くスピナーベイト。僕も撃ち物底物を狂ったようにやっていた一時期を除けば常に一軍ボックス入りでした。実際釣ってきた魚もそれなりの数で貢献度は間違いなく上位3つにランクインします。
そんなスピナーベイト、抜群の信頼と共にとある大きな悩みを常に抱えていました。
それは何か。ズバリ、ショートバイトとバラシの多さです。
プッと口に触れた感触があっても乗らない、またバイト→反転の瞬間にバレる(つまりフックがかかっていない)、ファイト中ジャンプ一発でポロッなど。皆さんも経験あるはず。
まぁスピナベだし。いつものことだしな。くらいに考えてませんか?ちなみに僕はそう考えてましたね。スピナーベイト=バレやすいルアーであると。ワイヤーが伸びて力が伝わらないから?シングルフックだから?強いルアーはショートバイト多くなるよねぇ的なそれっぽい言い訳を並べて納得してました。なんともったいない。
さてここまでで「確かにスピナベってバレるよな」「ショートバイトで終わることがあるよな」と少しでも思った方には朗報。
その悩み今ここで一発解決します。
話の核に触れる前にもう少しこのルアーの話をしましょうか
ここ最近リリースされているスピナベの傾向。
どうでしょう。フックが小さくないですか?そして開発段階からアシストフックを付けてテスト。そりゃあノーマルで使ったら掛からない物が出来上がりますよ。当然です。
確かに上で述べたネガティブを解決しようとした時、着眼したのがフックサイズであったのならが仕方ない。事実、フックサイズが小さい小型スピナーベイトは良く掛かります。しかしこれ、忘れてはならないのがフックサイズだけでなくルアーそのものが小さいってこと。
通常サイズのスピナベに小さいフックだとやはりかかりにくく、対策としてアシストフックの使用を余儀なくされます。が、スピナベにアシストフックってとんでもなくトラブルが多いんですよ。
ボリュームベイトのようにアシストフックの下に何かついていればまだいいんですが、サラの状態でついたアシストフックはもう根掛かりスーパー製造機君デス。ちょっとした立木、ボトムでのスローロールでこてッと倒れた瞬間根掛かりしますよね。本来根掛かりに強いスピナベの良さを敢えて殺すドMなセッティングなんです。
また小型スピナーベイト。小さく弱いなら別にスピナーベイトである必要ってないんです。あれは強いからこそ輝くものであって、弱くていいならクランクを引いたほうが早い。チャターを通したほうが食える魚は多い。めちゃくちゃ強く水をかき回し、ギラギラとフラッシングし、スカートがボワボワと震える。そこに意味がある。
メーカーとしてももっとわかりやすく、もっと万人受けするものを、っていう考えがあるんでしょうけどね。ルアーそのものの存在意義なんてきつい事を言い出す僕のような懐古厨にとっては実にナンセンス。
なのであくまでフルサイズのスピナーベイトで確実に捕っていく“つよつよロッドセレクト”を探していたのです。
では本題
みなさん普段スピナーベイトにはどんなタックルを使っていますか?
多いのは6ft後半のレギュラーテーパーカーボン巻物ロッドでしょうか。66Mとか68MHとか70Mとか。
先に答えを。行きついた先を教えます。
答えはズバリ、グラスロッドでした。
冒頭でも述べた通り高感度カーボンでバイトに対してガツっとかけていく。というのが一般的だと思います。実際僕もそうしていました。キンキンの高感度と言えばでグランドコブラから始まり
さすがに強すぎるなぁでフェイズエクスプローラーを試し、ファーストなアクションでは浅掛かりが多発。やっぱりキンキンさは残しつつ65Mくらいがいいかとテムジンのコブラを買い。
テムジンコブラはかなり良かったのだけど、ジャンプでバレた。おかっぱりでは気にならなかったものの、ボートでかけた魚はまぁバレる。ここで着目したのはボートとおかっぱりの決定的な違い。
“地に足ついてないよね”ってところでした。
水に浮かびエレキを踏み、基本投げたルアーに向かって巻いていくボートではフッキングがどうしても甘くなっていた。
バキでマホメドアライjrが「ボクシングにおける足技は大地(地面)を蹴ることである」的なこと言っていたように、無意識にでも地面の恩恵を受けられるおかっぱりと違い、ボートではその“固定感”がない。
そのため同じバイトの深さでもおかっぱりなら獲れる。ボートだとバラす。という状況が出来上がってた。
浅掛かりをなくすことでしか解決できなかった
僕にはもう、浅掛かりをなくすことしかできなかったんだよ…。というかそれ以外あります?(逆ギレ)まぁ実際にはあったんですけど。というかまさに解決に導いたのがそこ。バラしたくないから。では話を進めましょうね。
最初こそ、その浅掛かり状態でいかにしてバラさずにキャッチするかという点を考えました。そこで注目したのがロッドを極端に柔らかくすること。最悪かかっていなくても暴れさせずに手元まで寄せることができればこちらには伝家の宝刀ランディングネットがあると。
そんな考えでMLクラスを使ってみたものの今度はキャストに難あり。ピシッと少ない振りで岩盤の窪みに入れようとすると結構なストレス。MLクラスといえどカーボンロッドである以上テイクバックをしっかりとらないと1/2ozのスピナベは正確に入ってくれなかった。
うーんどうしたものか。惜しいところまでは来たけどなぁ。と思った矢先。足元に転がっていたクランキングタックルに目が止まった。
“これでいんじゃね?”
大きなテイクバックを必要としないブランクス。餌を吸い込むバスに対して巻きっぱなしでもなお更に深く曲がる柔軟性。カーボンと比べても魚を暴れさせずにファイトできる深いしなり。よくよく考えてみれば今求める条件をすべてクリアするロッドが足元にあるではないか。
でもシングルフックでグラスはフッキングできるのだろうか…?なんて心配もあったが物は試し。とりあえず使ってみたところ雷鳴のごとく轟く衝撃。世界が変わる音がしましたね。
正解を見つけたと。
キャストは限りなく小さいモーションでバシバシと決まり、感度面でも問題なし。何かに触れた感触はしっかり伝わるため余計なトラブルなし。モーションが小さいことによって体力面集中力面的にも高次元。ご機嫌で投げているとゴンっとヒット。
ヒット後は案の定暴れさせず取り込みまでスムーズ。ロッドが柔らかくかつ深くしなるため魚は上方向に暴れず、下に下にと潜る。クラッチを切りつつ対応することでエラ洗いのリスクを最小限に抑えられる。キャスト、ファイトに関しては最高と言わざるを得ないレベル。だが肝心なのはフックの刺さり具合。グラスだから浅いんじゃないの?と覗いてみると。
これがびっくり。一段深いところをガッツリ貫通してました。写真撮っておけばよかった。
いやはやビビりました。まさかの正解が足元に転がっているとは。これが本当の灯台下暗し。
グラスロッドの真価を垣間見ましたね。固いロッドで貫通させるという常識が崩れた瞬間でした。おそらく同じような悩みを抱えるボートアングラーは多いはず。もしこの記事を信じるのであれば、あなたの釣果は少し変わるかもしれない。
追記:そんなバッチリ来たロッド、オセロットのインプレはこちら
最後にタックル構成
- ロッド:ヘラクレス HCSC-68MG オセロット(エバーグリーン)
- リール:メタニウムDCHG(シマノ)
- ライン:フロロ14~16lb
上記が基本のセッティング。ロッドはオセロットであったり、兄貴分のサーバルになったりします。どちらもシャキッとしたグラスロッド。まじで世界が変わります。
その日どんな組み合わせを想定するかによってリールは変わりますが、スピナベはやはりロープロが断然おすすめです。逆にクランクは丸型メインなのでカルコンDC、ノーマルのカルコンと上手く住み分け出来ています。
総括
どうでしょう。なにかひらめくことがありましたか?今回おすすめしているグラスロッドでの立ち回り、今後さらに磨きをかけて強力な武器にする予定です。というか今は構成のメインになってしまいました。それだけの快適な使用感ですからね。
グラスロッドに対してネガティブなイメージを持つ人は少ないでしょうが、ちょっと勇気をもって触れてみると、世界が変わる出会いになるかもしれませんよ。
本日のおすすめ動画
なんだか画像も少ない味気なーい記事になってしまったので、最後に今日出てきたタックル達が製作者本人によって活躍している映像でも見ていってください。そうヘラクレスパワーグラスシリーズは清水盛三氏です。