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灼熱のコンクリート、またアスファルトにバスを直置きする大馬鹿たちへ
夏日、気温25℃でアスファルトの表面温度は約60℃にもなるという。
釣ったそのバスを写真に収める為、人間が触ってもやけどしてしまいそうなほど熱くなったアスファルトや地面、岩にバスを直置きするやつがいる。信じられないような話だが、いる。しかもかなり多い。心当たりありますよね。
その人は釣りをしている自分が好きで好きで仕方ないのでしょう。その結果釣れた後のターゲットには、命をかけて楽しませてくれたそのその魚には一切の興味関心がないのです。なんなら邪魔、ごみとさえ思っているのでしょう。
おかっぱり行きました。苦労の末やっと魚釣れました。魚釣り、バス釣り楽しい!それはいい。
でも“そのあと”が考えられないのなら、想像できないのなら、今すぐ釣りをやめてくれ。
今回の記事は釣ったバスを灼熱のアスファルトで焼き、致命傷を負わせたのち捨てるという行為を繰り返す大バカ者たちへの注意喚起です。
釣りは命で遊ぶもの。それを理解できない人間に釣りをする資格はありません。
よく見かけるこれ
冬も明け、暖かくなるとまるで冬眠から覚めたように釣りを再開する人が増える。そんな時期によく目にするアスファルト直置きバス。某SNSで「バス釣り」と検索しただけでこれだけ多くの画像が出てくる。
魚のことを考えられるアングラーにとってはきつい写真になるが、目をそらさず。見てほしい。





見るに耐えない。
またこの画像、血眼になって探したわけではなく、この記事を書きながらほんの5分ほどで出てきたもの。つまりそれだけ数が多い。
バスのダメージを考える。
記事冒頭でも書いた通り、気温25℃、晴れ、日向という条件下でアスファルトの表面温度は60℃近くになるという。これについては個人で調べている方や自治体で調べている情報がネットにあるのでこの機会にみんな調べてほしい。
これは“夏”だけに関係する話ではない。上の情報は6月のデータだ。季節が進めばさらにひどくなる。
60℃になると人間でも手を付けるのは3秒程度が限界だろう。そこへだ。生身のバスを置く。
体表はもはや焼き魚だ。それに加えバスは変温動物。強い熱に直接さらされると急激に体温が上昇し、体内で大やけどを負う。変温動物の体温の急激な変化は直接的なダメージだけでなくショック症状も引き起こす。
早い話、焼き魚にしたサンマを海に入れても生き返らないでしょ。ってこと。
へー魚を熱くなったコンクリートに乗せたらダメージ受けるのか、知らなかったなぁ。という人。
それは知らなかったのではなく、あなたが想像力に欠けるただのアホというだけの話です。これをこうしたらきっとこうなってしまう。なぜ考えなかったのか?普段からその調子で生活してるのか?
リリース前提の魚はリリース後、限りなく釣られる前と同じ生活を送れるようにするのが鉄則です。
ただでさえ釣るという行為は魚にとっては大ダメージ。だからこそ釣った後の対応には気を使い、その命が途絶えるのを防ぐ必要があるのです。
そもそも釣りは命と遊ぶもの
バスだけではない。
少し前、名は伏せますがとある有名釣りガールがバイブレーションか何かでボラを故意に引っ掛けて遊ぶ動画を公開。動画内ではキャッキャと「たのしー!くさーい!」などとはしゃいでいました。
吐き気がしましたね。そんなものは釣りではないと。メディアに出る人間が一体何をしているんだと。
そのボラ、釣った後食べるなら釣りです。文句はない。引っ掛けは古くからある、釣り針を口にかけるのが難しい魚を釣るための手段の一つなんでね。(ただバイブレーションでやるのは大間違いだが。)
でもそのようなことは一切書いてなかったし、ボラのヌルヌルがついたルアーを「うぇーくさーい」なんて言ってるくらいだからその場で捨てるのでしょう。
命を懸けてくれている相手に対して礼儀を持てない。いたずらに傷つける。そこに罪悪感を持たない人は多い。これはバスに限った話では無いのであると。
外来魚だから。餌どりだから。なら釣りするな。
バスをはじめ、淡水ルアーなら雷魚やキャットフィッシュ、ブルーギル。ソルトならベラやフグ。
外来魚だから、餌どりで邪魔だから。という理由で粗末に扱う。時に陸へ放り投げ、蹴る。
上で書いたことと重複するが、同じ命だ。粗末にする対象が決まっているなら、もうその釣り引退してくれ。
ここでひとつ重要なポイント
リリース禁止を厳守する目的での殺生は尊重する。ということ。
リリース禁止のポイントは多く、それを厳守するアングラーは一定数いる。自治体のルールに沿っている釣り人を悪人と思うことはない。
この記事で問題提議しているのはあくまでリリースする、逃がす。にもかかわらず魚に致命傷を負わせることが愚かであるという話をしていることを理解してほしい。
もちろん、禁止のポイントで殺生をするのであれば魚が苦しまない方法で、またできる限り利用できる方法でお願いしたい。
その釣り人に供養するという意識がある行動を僕は尊重する。
今日から気を付けるポイント
じゃあどうすればダメージを少なくできるのか?解説します。
この記事の上でムカついて帰った人は一生その愚かさを見つめなおすことはないだろうけど、ここまで読んでくれた人はこれ以降の項目を読んで、スポーツマンとして真摯に魚と向き合う大人になりましょ。
幅広メジャーを使う
幅広のメジャー、探せばいろんなメーカーから出ています。あれはただ単に数字を見やすくするだけでなく、魚のダメージを少なく抑える点においても優れているので、メジャーを選ぶ際は幅広タイプを選ぶようにしましょう。50UPのバスがはみ出ないくらいがいいです。ちなみに僕が愛用しているのは“さかなのものさしや”さんのメジャー。

なお、本ブログは収益化しているブログなので本来はアフェリエイトリンクを貼るべきなのですが、注意喚起をしてお金が入るのは火事場泥棒みたいな気がしてしまうのでさかなのものさしやさん公式のページを紹介します。
特に幅が広いメジャーを多く制作しており、見易さや扱いやすさも抜群。それでいて良心的なお値段なのでおススメできます。
魚を置く際はできるだけアスファルト、コンクリートを避け、メジャーを水で濡らすのがベスト。これだけで魚へのダメージは段違いです。
僕の愛用、といってもバスを置いてサイズを事細かにはかって写真、ということを頻繁にはしないので毎釣行出番があるわけではないです。毎回持って行ってはいるけどね。
追記、過去データを探したら使った時のが出てきました。こんな感じです。

下にタオル等を敷く
更にいいのが下に濡れタオルを敷いてあげること。まだ製品は多くないものの、タオル自体にメジャーが印刷されている商品もある。魚を置いた後の管理等を考えると手はかかる方法だが、陸に上げるのなら最上級に優しい方法である。この方法で撮った写真をSNSで見ると、ああ生粋のバサーだなと思う。
芝生や草の上で写真を撮る
緑色に生い茂る草は温度が低い。そもそもアスファルトやコンクリートで覆われているポイントで草木を探すのは困難だが、意識して探してほしい。
水から出さずに写真を撮る
これが一番ダメージが少ない方法。水から出さずに撮影。メジャーを水に入れてその上にそっとバスを重ねる。正確なサイズは撮れないけれど、魚にとって優しい撮影をしている方がはるかに印象がいい。
以上が主な4つ。おかっぱりなら必ず気にかけよう。ボートの場合は魚を置く際によく温度を確認して対処。
誇れるアングラーになろうぜ
少しでも。一人でも。命で遊ぶスポーツであるという自覚を持ち、真摯に魚と向き合える大人として釣りを楽しんでほしい。その一心です。
最低限なんです。それすら守れない人は釣り場にごみをまき散らすような人たちです。バサーではないし、アングラーとも呼びたくない。釣りをしているというくくりで同じなのが恥ずかしい限りです。
周りにそういう人いませんか?そっと教えてあげてください。
みんなで胸張って誇れるアングラーになりましょうね。