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【インプレ】エバーグリーンFACT-70HSTと友達になりたい
友達を作ると人間強度が下がる。だから僕は友達を作らない。とはあまりにも有名な…え?そんなに有名じゃない?
そんな馬鹿な。
まぁ何はともあれ、わたくしタカシマムザホルモン、自称ロッドオタク。何よりロッドと友達になりたい男。
所持しているロッド達の中でも特にピカイチな性能、無類のかっこよさを誇るエバーグリーン ヘラクレス FACTというロッド。
ガゼル、コブラ、フォースグランディスと、ほぼ全てのロッドに名前が付けられているエバーグリーンにおいて、そのロッドにはFACT。シリーズの名だけ。というもうその時点でかなりかっこいいのだが、バチバチの高弾性にソリッドが継がれたロッドや超低弾性カーボンのクランクロッドなどなんともインテリ感に溢れる逸品が揃う。
スピニングの65ULSTに始まり、タカシマムザホルモンのタックル内でもいつの間にか“メイン”と呼べるほど重要な位置についたFACTシリーズ。
今回はそんなFACTシリーズのソリッド継ぎ撃ち物(テキサス)ロッドFACT HFAC-70HSTのインプレをしていきたい。
この記事はざっくりいうとこんな話
憧れに身を任せて買ったものの、いざ使ってみるとその気難しさ想像を超え、自らの技術の無さをこれでもかと突き付けてくる“鬼教官”のようなロッドだった。
鬼教官、パワハラ上司、飲みにケーションetc…ゆとり世代ど真ん中のタカシマムザホルモンにはどれも効きすぎるんだぜぇ…
おっとこれは遂に雲行きの怪しいインプレか…?
そもそもFACTというシリーズ
上でちらっと触れたがこのFACTシリーズ、とにかく異色。
バスロッドでソリッド継ぎというだけでもかなりマニアックな世界なのだが、特にすごいのはチューブラー部分。数少ない他のソリッド継ぎバスロッドはソリッドとチューブラーを綺麗に曲げようと作られるため、チューブラー部の弾性率を落とすことが多い。
これにより曲がるソリッド+曲がるチューブラー=綺麗に曲がるロッドが出来上がるわけだが、当然低い弾性率の影響をモロに受けてしまい感度はあまりよくない。厚巻きなら尚更だ。
この前提をもとにさぁFACT。チューブラー部分、曲がらない。いや、曲がるのだけど、めっちゃくちゃ固い。しかも薄巻きの高弾性カーボン。感度も抜群にいい。
同じような用途で使っているエバーグリーン フェイズ エクスプローラー71MHと比べてもその感度差は歴然。そもそも中弾性カーボン厚巻きで作られているフェイズと比べるなって話なのだが。
重要なのはエクスプローラーの感度が悪い。ということでは一切ないこと。エクスプローラーも他社製ロッドと比べるとかなり感度に優れているし、FACT70HSTを使うまでは十分に満足していたのだが、上には上がいたと認識せざるを得ない。それほどの強者。
自分のイメージ通りの働きをしてくれる道具がなければ、いくら頭の中に良いイメージがあってもそれを再現することはできないからです。そのこだわりから、自宅の屋根裏に「秘密の部屋」と呼ばれる工房をつくり、必要なもの欲しいものを自分で作るという徹底ぶり。それがルアーであれロッドであれ、市販のもので物足りなければ自分のイメージ通りの働きをするように手を加えたもの、ときには一から作り上げたものを使うことで数々のトーナメントを制してきたのです。すべてはバスを釣るために、そして勝つために。その福島健が本気で自分のブランドを立ち上げました。FACT。それは、「秘密の部屋」と呼ばれる彼の屋根裏の小さな工房から生み出されるアイデアをもとに、さらなるテスト&細部までの修正を繰り返しエバーグリーンが製品化、すなわち言葉では言い表せない福島独自の世界観やシークレットを誰もがその世界を体験できるようにカタチへと具現化したものなのです。
福島がただ純粋に釣るという目的のためにつくりあげた究極の道具。しかし、それらはサンデーアングラーにとっても決して特殊なものではありません。トーナメントアングラーとして、どれだけきびしいコンディションであっても「なんとしてでも釣らなければならない、結果がすべて」という気持ちでつくった道具が、休日のハイプレッシャーフィールドでも効果的なのは言うまでもないでしょう。
福島健のこだわりがカタチに。FACT。ついにその事実が明らかに。
福島健という男
知る人ぞ知る。エバーグリーン福島健プロ。
JBワールドチャンピオン、JBバスアングラーオブザイヤー、JBクラシックウィナーというビッグタイトルをはじめ、数々の優勝トロフィーを手にしてきた超凄腕トーナメントプロである福島健。
強者達がしのぎを削るトーナメントにおいて常にトップクラスの成績を残す福島の強さの秘密、それはサイトフィッシングで鍛え上げた人並み外れた洞察力からくるものです。
上記、エバーグリーン公式HPより引用。
いわゆる“本気で強い人”である。(タカシマムザホルモン談)
タックル構成

主な構成は以前にも紹介した通り16メタニウムMGLXGとの組み合わせ。
以前の記事は20メタニウムの記事なんですけどね。
KTFバーサタイルフィネスのスプールが入ったメタが一台、ノーマルのメタが一台、共にXGのためその日の用途で変わってくる。KTFの日は軽もの、細糸でやりたい日。でも最近は16lb運用が多くなりました。
使ってみる
もっぱらボートでしか使ってないものの、購入からしばらく撃ち物専用機として活躍中。
まずここが素晴らしい!好き!を箇条書きすると
- 上でも触れたこれ以上ないと思わせるほどの感度。水中の枝の感覚がビンビンに伝わるため余計なトラブルが起きない
- 45cmの上顎、一番硬いところを貫けるパワー
- バイト→フッキングへの反応速度の速さ
- かっこいい。握っているだけで気分、集中力共にアップ

ここを貫くのは意外と難しい。
上記の他に感じたこと。
上記の他に感じたこと。
FACT、いや福島プロの釣りをタカシマムザホルモンがおいそれと取得できるはずもなく、躓いた部分がやはりあった。しかしこれは一切ネガティブなものでない。躓けるロッドなんて素敵すぎる、一癖攻略したロッドこそ真の相棒になれるのだから。
主に感じたのは以下の2点
- 飛距離は伸びない。と言ってもオープンで使わなければなんら問題ないのだが。
- 利き手でのキャスト(僕の場合右から)時、スプールの立ち上がりが遅いと正確に入らない。
この2つ。理由は実に簡単。ソリッドだから。
ソリッドかつ硬いチューブラー部分、この継ぎ目でどうしても張ってしまい、フルチューブラーのロッドと同じ感覚で投げるとキャスト精度が落ちた。
と言っても正直この2点、己の技術不足でしかないのだ。ロッドを理解できていなかった。
この理解度が今日の一番最初で書いた言葉のまま。ロッドと友達になりたい。なんです。
どうやって、どこまで、どれほど。自分の理解をロッドに、開発者に向けることができるか。
あぁなんと楽しい世界か。って本気で思います。
最近ようやく顔見知りになれた
最近の釣行ではメイン中のメイン。大活躍だった。
問題のキャストも利き手に持ち直すのではなく、そのまま左で投げる。というか回収の力を利用して、その流れのまま投げると浅溝のスプールでなくてもしっかり習った通りの箇所に入ります。
もちろん右からも慣れればなんの問題もなく。
一癖ある最高に面白いロッド。
投げるのには慣れが必要。必須。その先に見える世界とは。
ちなみに現在のお友達度は50%くらい。
今見てほしい超おすすめ動画
YouTubeで動画を見ることでこの世のすべてを知った気になることが得意な愚か者タカシマムザホルモンがおすすめする、本日の今見てほしい超おすすめ動画。
ダウザー俺達。こと秦プロのこの話がほえーって感じでゆるく刺さったのでぜひ。