【必見】失敗しないアジングロッドの選び方【解説】

 

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では、記事へGO!

 

 

毎年必ずのように「今年こそはワカサギ釣りをしよう。天ぷら食べたいし。」と決め込んでいるんですが、今年もまた実行に移されぬままシーズンが終わりましたことをここに報告させていただきます。

と、思っていたら知り合いが最後の釣行で釣ったワカサギを分けてくれました

もう身がやせていてほくほく天ぷら!とはいかなかったものの、無事、美味しい唐揚げが食べられたので食いしん坊タカシマムザホルモンは満足なのでした。めでたしめでたし。

 

というわけなので(?)今日の記事はアジングロッドの話だ。

 

この記事はざっくりいうとこんな話。

気温も急に暖かくなりそろそろ釣り再開するかー?となっている冬眠明けのみなさんもウキウキわくわくしているはず。

だったのだが

そんなタイミングでやってきてしまったコロナウィルス騒動による自粛勧告。

えぇー釣り行けないじゃん!となってしまっているそこのあなた!えぇあなたです。

この春を乗り切ってGWごろになると楽しく、お手軽に、かつとても美味しい魚が釣れる「アジング」がシーズンインします。シーズンインしてから道具を買いだすとスタートダッシュに遅れますね。

ということは、今が買い時。そういうことです。

今日おすすめするのはそんなアジングにおいて最も大事な要素、ロッドのお話。

これから始めたいけどロッドは何を用意すればいいの?とりあえず安いやつでいいの?種類たくさんあるけど失敗したくない!という方へ向けたアジングロッド解説記事です。

要点を押さえておけばステップアップのスピードが格段に速くなるアジングの世界。

 

結論「アジング上手くなりたきゃ最初からパッツン系ロッドを使うべし」という話をおすすめロッドの紹介と共に解説していく!

 

そもそもアジングとは

そもそもアジングって?

基本形はジグヘッド+ワームの釣り。投げて巻く。それだけ。

アジなんて足元にいっぱいいるじゃん。となってしまうが、これをルアーで釣ろうとなると急にゲーム性が増し、隣のあいつより釣りたい!と熱が入ってしまうのだ。

ポイントはアジがいるところならどこでも可能。近くの漁港、堤防、サーフ、磯と逆に言ってしまえばどこにでもいるアジをどうやって狙い撃ちするかがセンスの光るところ。ここがまた面白い。

そういえば少し前の記事で大阪湾奥のアジングゲームを紹介したが、アジの簡単な生態の解説などもしているので、アジってどんな魚?という人はぜひこちらを。

大阪湾奥アジングという最高のゲームをオススメしたい男

 

とても重要。大きくわけて2種類存在するアジングロッド

そもそもカーボン製ルアーロッド(餌竿もだが)には大きく分けると2種類のロッドが存在している。これ、とっても大事なのでこの機会にぜひ覚えてください。その名もずばり、チューブラーとソリッドという2タイプ。

解説します。

チューブラー

世の中のカーボンロッドはほとんどがこれ。「中空」になっているロッドのことを指す。

以前ちらっと別記事にてロッドの作り方を紹介したことがある。

釣り人全員が知るべきロッドが折れる原因を解説

 

通常カーボンロッドマンドレルといわれる金属の棒に、ペラペラのプリプレグ(カーボンのシート)を何層か巻き、マンドレルごと焼成窯で焼くと出来上がる。その際焼きあがったブランクス(ロッド本体)からマンドレルを抜くので結果中は中空状態になる。

 

イメージはバームクーヘン。

 

アジングにおけるチューブラーロッドの特徴

・中が空洞なため軽く、反響感度に優れる。
・先端が太いためある程度重いリグも投げられる。
・若干だが、破損リスクが低い。

 

といったところ。これから釣りを始めます!という人は破損リスクが低く扱いやすいという理由でオススメできる。またジグ、プラグを多用する人はこのチューブラーロッドこそベスト。

ソリッド

ではもう一つのタイプ、ソリッドモデルとは?

「ソリッド」、つまりは中の詰まった芯のある1本物のカーボンの棒である……んー…わかりにくいか。

シャーペンの芯を想像してください。まさにあれです。ちなみにここで説明するソリッドタイプはフルソリッド(ロッド全部が一本のソリッド)ではなく、あくまでソリッド継ぎ(上で解説したチューブラーのブランクスにソリッドのティップ(穂先)を差したロッド)を指すので何卒。

結局穂先以外はチューブラーと変わらないじゃん。と思うなかれ。この違い、メッシとロナウジーニョくらい違います。

ソリッド最大の特徴はティップの径を極限まで細くできること。ロッドにもよるが同じメーカー、同じレングスで比べても半分近く細くできるのがこのソリッドだ。理由は簡単。中が中空になっていないから。それだけ。

ただこの細くできる恩恵は大きく、軽量なリグ、例えばアジングでメインとなるジグ単(ジグヘッドにワームをつけて使う)の操作性はチューブラーに比べてはるかにいい。

 

ソリッドモデルの特徴

・ティップが細く柔らかいため軽量なジグ単に向いている
・リグを加えて反転しないアジのバイトもとりやすい。
・潮や海流の変化を感じやすい

 

より繊細な釣りができるため中級者以上はソリッドティップを好む人が多い。ジグ単をメインにしたアジングをしたい人は初心者でもこちらがおすすめ。細さゆえにチューブラーに比べると破損リスクは高いが、ちゃんと丁寧に使えば折れないので安心してほしい。

 

と、ここまでは2つのタイプの大きな違いを解説しました。すべての釣りにかかわることなので、この機会にぜひ覚えてくださいね。

 

本当に大事なのはここから、ですので。

 

理解必須!失敗しないための選び方

これが要。ロッドの「系統」ってなんぞや?

ロッドの系統?アジングロッドはアジングロッドやろ?と思うなかれ。「アジングロッド」として売られていロッドも、作り手やメーカーの好みによってぜんっぜん性格が違うんです。どれくらい違うかというとメッシとロナウジ…はもういいか。とにかく違う。解説します。

 

まずもって大きな住み分けは2つ。「メバル系」「パッツン系」としましょう。パッツン系はよく耳にするでしょう。全体的にパリッとして固いロッド。縦に誘いを入れてストップを挟み、アジのバイトをアングラーから積極的にかけていくような釣りに向いてます。

もう一つの「メバル系」とは?すみませんこれ僕が個人的に言っているだけなのであまり一般的じゃない気がします。つまりどんなロッドかというと、メバリングロッドを彷彿とさせる低弾性でダルっモチっとしたロッドのことですね。リグを横に巻きっぱなしでアジに食わせて反転させる、メバリングに近い使い方が得意なロッド。

そもそもアジングはメバリングが流行った際に同じリグでアジが釣れるぞ、というのが始まりで、そのイメージに沿って作られたロッドはメバルを釣る際のタダ巻きを主軸としている為「メバル系」であることが多いです。

逆にメバルの外道とされていたアジをアジングのメインターゲットとして確立させた現34の代表 家邊克己氏が提唱している縦の釣り。この釣りをするために必要だった固く張りのあるロッドの系統を意識したものが「パッツン系」なんです。

大きく分けてこの2系統を理解することがロッド選びに失敗しないためのコツです。ほんとです。

 

素材の違い

ロッドの系統を補完する話。初心者目線の記事ですが、ちょっとマニアックははなしもしましょう。

 

アジングロッドの系統が「メバル系」と「パッツン系」に分かれることはわかった。ではなんで同じアジングロッドなのにそこまで違いが出せるのか?例えば同じ6ftのロッドがあったとしよう。パッツン系のアジングロッドとメバル系ロッド、なぜアクションが大きく違うのか。

 

ずばり、使っているカーボンの弾性率が違うからなんです。

 

“弾性率”あまり聞きなれない人も多いかも。これが何かといいますと、簡単に言ってしまえばカーボンの“固さレベル”の違いのことです。この弾性率は○○t(トン)という言い方で分けられ、釣り竿で一番多く使われている(たぶん)のは24tです。次いで30t。この数字は大きくなるほど固いものになり、低弾性、中弾性、高弾性とカテゴライズされ、製法にもよりますが一般的に弾性率が高いほど“感度”がいいとされています。

現在のロッドに使われることが多い種類をざっと紹介すると、こんな感じ

  • 24t(低弾性)
  • 30t(低中弾性)
  • 35t(中弾性)
  • 40t(高弾性)
  • 50t(超高弾性)

 

この辺が多いですね。ほかにも10t(グラス並みの超低弾性)、33t(T1100G)、40t(M40X)、55t(超高弾性)などもあるが、やや特殊な素材と製法なため値段がハチャメチャに高い。また40t以上をフルレングスで使ってしまうと著しく強度が下がるので、俗にいう高弾性素材は部分部分で使っていることがほとんどだったりする。

 

そして、ここからが本当の補完だぁ…。

 

他のブログでは教えてくれない実はめっちゃくちゃ重要な項目。

 

今説明した弾性率、実はこれ、上で説明したソリッドにも存在し、カーボンソリッドの弾性率の違いはまったく別物のロッドになってしまうほど重要な要素なのです。

 

解説しましょう。

 

まずこのソリッドがカーボンの芯であることは上で説明した通り。カーボンで出来ている以上、ソリッドも弾性率の違いで大きくアクションが変わります。端的に言ってしまえば固さが違う。

正直なところこの違いをちゃんと理解できるのは中級者以上でしょう。が、初心者がスタートの時点で理解することで、その後あっという間に成長して周りを出し抜くことができるので、ぜひ気にしてほしいポイントなのですよ奥さん。

 

覚えるべきは2種類。ズバリそのソリッド、24tか30tかの違い。

 

といっても、このロッドのソリッドは24tです、30tですと公表しているメーカーはほとんどなく、気になったら問い合わせるしかないのだが。

僕の知る限りでは34の家邊さんがコラムで書いてましたね。34のコラムはロッド開発について詳しく書いてあるのが実に楽しくよく覗きに行くのですが、特にFPR-55 F-tunedのコラムではこのカーボンソリッドの弾性率による違いにも触れているのでオススメです。リンク貼っておきます。

https://34net.jp/column/fpr-55-f-tuned/

また僕の愛用しているオリムピックのヌーボコルトプロトタイプは商品名にHS(ハードソリッド)と表記されている為この固い30tであることがわかるが、メーカーで記載が特別ない場合、そのほとんどは24t。柔らかいソリッドになる。

ではこの違いがロッド自体にどう影響するのか。少し突っ込んだ話をすると、24tカーボンソリッドを使った場合ロッドはメバル系のダルっとしたロッド(柔らかいソリッドに合わせた全体的に低弾性ロッド)か、パリッとしてティップだけが曲がる究極のパッツン系(ティップだけを曲げ、リグ操作やファイトはベリーで行うロッド)になるかのどちらかが多く、「食わせ」に特化したようなロッドになる。

が、30tを使うとパッツン系であると同時に、負荷がかかるとしっかりバットまで曲がるしなやかさを持ったロッドを作ることができる。つまりマイルド。ソリッドを固くすることでその下のチューブラー部分を高弾性にしても極端なツッパリが起きにくく、「全体的に高弾性だけどしっかり綺麗に曲がるロッド」を作ることが可能になるのだ。面白いでしょう。ロッドの作りって。

 

さてここでこの記事冒頭で宣言した結論の回収です。

結論「アジング上手くなりたきゃ最初からパッツン系ロッドを使うべし

常に潮や流れの変化を感じながら釣りをすることでどんどん上手くなるので、初心者こそジグ単でソリッド継ぎのパッツンロッドを使うべし!ということですね。どの層にアジがいるのか?そこにどんな変化が?これを意識しましょう。

理解を広げていくか、それとも何もわからないまま釣りをするかでは上達のレベルが雲泥の差です。

 

おすすめのロッド

これから始めるならまずこれを

いやそう言われてもどのロッドを選べばいいんだよ!安心してください。教えます。

まずはこれ。僕の愛用品。オリムピック ヌーボコルトプロトタイプ612UL-HS

番手も圧倒的に612UL-HSがオススメ。正直これを超えるアジングロッドを僕は知りません。リールは18ステラの1000SSSDH、ラインはエステルの0.2号というセッティングで使っていますが、もう感度というレベルを超えていてどこにどんな潮が流れているか、海の中のどの位置にリグがあるかが3D的に捉えられる現象が起こります。

 

もので言ってしまえば間違いなくこいつが一番おすすめなのですが、3万は高い!手頃なやつ教えてくれ!という方にはこちら

ヌーボコルトプロトタイプの弟分。18コルトです。

感度軽量感、破格とも言える値段。クセのないロッドなので入門にはもってこい。上級者でもメイン機として使っている方がいるほどの完成度です。

パッツン系といえばこちらも忘れてはならない。

天龍のルナキア

これもまた釣りが上手くなるロッドですね。アジと対話する、そんなイメージで使って欲しい逸品。このクオリティでこの値段。流石自社釜国産メーカー。反則です。

 

後日談。というか今回のオチ。

どうでしょう。これからアジング始めます!という人へ向けた応援記事でした。

釣り方なんかもまたおいおいやりたいね。これバス釣りブログだけどね。

ロッドを買う際どんなことを考えて買うか?失敗したくなければ値段をよく見ること。その竿をよく知ること。コメント欄、またTwitterやインスタでも相談には乗りますのでお気軽にどうぞ。

 

今世間はコロナで大変だけど、落ち着いたら思いっきり釣りできるよう準備に勤しみましょうね。

 

今見てほしい本日の超おすすめ動画

YouTube狂タカシマムザホルモンがおすすめする今見て欲しい一押し動画。

今回はアジング入門応援記事だったので、これがわかりやすい!と太鼓判のこの動画をピックアップ!アジング上手くなりたきゃとりあえず見るべし。