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いつものようにYouTubeをダラダラと見ていたら年が明けていた。
グッバイ2019年…ハロー2020年…
2020年はオリンピックイヤーである。ということは…そうだ!
19ヴァンキッシュのインプレを書こう。
あまりにも自然な導入じゃないか。びっくりしたぞ。

この記事はざっくりいうとこんな話
価格差こそ存在するものの、それでもステラと肩を並べシマノ2大フラグシップの座を欲しいままにしたヴァンキッシュシリーズ。
2019年モデル発表の後、半ば衝動買いで2500SHGを2台購入したタカシマムザホルモンが、使った感想を正直に書き記していく。
また、掘り下げればきりのないリールの世界。
専門的な話が多すぎて逆にわからん!となる人も多いので(僕もその一人)あくまで実釣性能に基づいたインプレをしていくよ!
細かな機構が好きな方には母ちゃんの味噌汁くらい薄味な記事になるが、ヴァンキッシュで人を救うというテーマを最優先したこの記事は
一人でも多くのヴァンキッシュユーザーを増やすのが目的なので許してほしい。
ちなみに偉そうなことをいっているがこの男「バス用に2500SHGを2台買って使っている」ので他の番手、他の釣種には一切使っていない。
このことを大前提においてだが、先に結論を述べよう。
「迷う必要無し。即刻買うべし」だ!!
シマノ公式紹介文
軽さを譲らない。
ローターからハンドルに至るまで、構成されるパーツの軽さを素材から徹底追及。圧倒的な自重の軽さと、巻きの軽さを両立し、さらなる操作性と感度アップを実現。
強さも譲らない。
ここまでの軽量化を達成したにも関わらず、最新のハガネギア、ハガネボディをはじめ、軽水圧にも耐えられるXプロテクトを搭載。従来モデル以上の耐久性、剛性アップを実現。
飛びも譲らない。
ここまでの軽量化を達成したにも関わらず、軽量化とは相反するロングストロークスプール化にも成功した。これにより、ステラ同等キャスト性能を得て、飛距離アップを実現。
※シマノ公式HPより抜粋
シマノ ヴァンキッシュ ページリンク
http://fishing.shimano.co.jp/product/series/vanquish/index.html
各社フラグシップモデルのページをかっこよく作るのは大変結構なのだが、いまいちわかりにくい、伝わりにくいのが惜しい所。
ちなみにタカシマムザホルモンはこの様なかっこいいページがあると「ウヒョー !! かっこいいー!!」と心打たれてすぐに食いつくタイプなので一定の効果は確実にあります。間違いないです。
ラインナップ展開
アジングやエリアトラウト用の1000SSSPGをはじめ、磯の王者ヒラスズキやライトショアジギングにまで対応するC5000XGまで、近海のルアーフィッシングを網羅するラインナップ。
一覧はこちらへ
http://fishing.shimano.co.jp/product/series/vanquish/lineup/index.html
追加モデルも発表され更に充実した展開となっている。ソアレもツインパワーも泣いていい。
さてこの中から今回インプレするのは前項目でも触れた2500SHGだが
ことバスフィッシングにおいて、よほど特殊な用途でない限りバサーが気にするのはこの番手ではないだろうか。
それゆえに購入を悩んでいる人も多い番手だと勝手に思っている。
使用感その1:引くほど軽い
「ヴァンキッシュなんだからそりゃ軽くて当然だろ!!」
というのはごもっともな意見だが、軽いだけならばレアニウムもセオリーも軽いし、ソアレや月下美人だって十分軽い。
その中で【ヴァンキッシュ=究極の軽さ】と完璧なイメージを作り上げたシマノの広告戦略と技術力には舌を巻くばかりである。
シマノさん見てますかー!
冗談はこのくらいにして、今回の19ヴァンキッシュ。2500SHGで自重がわずか165g。これこそ冗談のように軽いのだ。
どれくらい軽いかというと、同じくシマノ最高峰ステラ2500SHGが205g

ダイワ最高峰イグジストLT2500が180g

ゴールデンハムスター1匹の体重が約170gである。

その軽さはもちろん手に持った段階でも伝わるが、更に驚かせられるのは実釣時リグをキャストした瞬間からである。
これは実際使った人間にしか伝わらない感覚だが、ヴァンキッシュの軽さは「ただ軽い」だけでなく、釣りをする上での「一連の動作における軽さ」なのだ。
キャストする動作、アクションしている間、フッキングの瞬間、回収時と一連の動作のスムーズさが他のリールと比べても段違い。これには使ってみて初めて気が付いたが、その衝撃はいまだ忘れられない。
リールの重さだけでそんなことまで変わるかよ!と思ったあなた。
僕はシマノからサポートを受けているわけでもなく、生活費を削り購入して使っている身なので、嘘をついてヴァンキッシュを褒めたたえても1円の得にもなりゃしません。
「軽さの恩恵で釣り自体がスムーズになる」この感覚はぜひ使って体感してほしい一番のポイントである。
使用感その2:ストレスなく飛ぶ
ヴァンキッシュを使用して飛距離が伸びるのは、感覚の話ではなく、実は機構による差から生まれるものだったりする。
飛距離の秘密はステラ以外では初めての搭載となった技術【ロングストロークスプール 構造】による恩恵だ。
ロングストロークスプール 構造とはなんぞや
ざっくりいうとスプール径がすこーし大きく、また身長がすこーしだけ高い。
それだけ?……それだけ!
理屈としてはスプールからラインが放出される際、スプール一回転分の放出量が小さく短いスプール(これが大半のリール)より、大きく長いスプール (18ステラ、19ヴァンキッシュ)のほうが多く出ていく。という至ってシンプルなもの。
そんだけで体感できるほど変わるかよ!と思った人は多いだろうし、実際僕も19ヴァンキッシュや18ステラを使うまではそう思っていた。
実戦で使った人間だからこそ言えるが、飛距離マジで変わります。
というより「飛距離を稼ぐ」という行為にストレスを感じなくなる。といったほうが近い。
僕はスピニングタックルでの展開を、ある程度バスと距離を確保したい釣り、飛ばしたい釣りに使うことが多いためこの「差」は非常に助かっている。
バスはもちろんだが、飛距離が最重要視されるショアジギングやシーバスゲームなんかでは更に恩恵は大きいはず。
使用感その3:防水性&回転性能
どんないいリールでもすぐゴリゴリになったらいややん!高いリールなら尚更じゃん!
はい。
というわけで自前のヴァンキッシュ。水没させてみました。

検証記事書くならこのくらいのことはやって当然!気になってる人多いでしょ!ってことで京都府は日吉ダムにて水没実験を行いました。
とまぁ、これは大嘘でそんなクレイジーな心意気は全く持ち合わせていないんですが、日吉ダムで水没させたのは本当の話。理由はしょうもないドジなので聞かないで。
1台が水没。もう1台は無傷。
さて釣り上手なあなたに問題です。次の釣行で巻き心地が死んでいたのはどちらでしょうか!?
答えは「そんなやつ、ここにはいなかったよ…」である。
これには本当に驚かされた。水没させたヴァンキッシュともう1台のヴァンキッシュ、巻き心地に差が全くといっていいほど出なかったのだ。
ちなみにせっかくならどう変わるか見ようじゃん?ってことで水没ヴァンキッシュはオーバーホールなどのバラして水を抜くメンテを一切していない。
水没直後にラインを切って水を抜くためハンドルを回しまくったが、これでほとんどの水が切れたのだ。というより思ったより入っていなかった。
“10秒ほどリール全体が水中に沈んだのに”だ。
シマノのHPにはこうある。
「これだけの軽量化を施したにも関わらず、ボディ剛性、ギア耐久性、防水性を向上させるという軽量化とは相反する進化にも成功した。」
※シマノ製品ページより抜粋
シマノの技術力。恐るべし。
「安心して使える高価格リール」というのはリール選びの答えなのでは?
後日談。というか今回のオチ。
ヴァンキッシュがいいのは聞いてるけど、実際釣りをする上でどうなの?いる?
という人向けに実際使いこんでみた感想を中心に紹介しました。
購入候補に入っている人、迷っている人はもう次の給料日に買っていい。間違いないリールです。
タックルとしての紹介もやりたいのでまた別記事で触れたい。