巻物人間が選ぶフィネスの絶対条件


 

昨日ですね、あご(トビウオ)のフライを食べたんですよ。美味しいのとその日何も食べていなかった飢餓状態だったのとでもうフードファイターのごとくかきこんでいた所、突然舌に違和感。なんだか痛いし口の中も生臭い。

ゴクンと口の中の物を飲み込んで恐る恐る痛いところにティッシュを当てると…ナルトの口寄せの術が出来そうなくらい血が出ていました。それはもうドバドバと。痛みはさほどでもないわけですが、どうしても男という生き物は血が苦手なようで(僕だけ?)その後立ち直るのにかなりの時間を要すことになりました。

 

どうもタカシマムザホルモンです。

 

さて今日のお話。

巻物人間である私タカシマムザホルモンが釣りの中に混ぜる、というより混ぜられるフィネスの条件。

 

巻物人間とは言え一日中ずっと巻物だけをしているわけではないです。そういう人もいますけどね。巻物をサーチベイトと食わせ両面の性質を持たせたまま使う僕にとっては、釣れる魚を増やすのに重要なのはむしろ“巻物以外”だったりするわけです。

混ぜる釣りはビックベイトやトップなど様々ながらその中でも大きなウェイトを占めるのがフィネス。巻物をストロングの釣りとする風習はあまり好きではないですが、いわばその対極にあたる釣りです。

選ばれしメソッド達には共通する条件があり、その条件は巻物を主体とする人には絶対に譲れないものでもあります。フィネスや撃ち物をメインにしている人におそらく気にしない部分。でも僕には超が付くほど大事な要素。

 

それが速さです。

 

「お前に足りないものは、それは情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さそして何よりも ――  い」

 

つまりそういう事。OK?

 

その辺をサクッと解説していこうと思いますが、先に動画を見てもらうといいかもしれません。重複してもしょうがないので記事はその補足的内容にしようかと思います。

 

ご覧いただきありがとございます。

続きの動画はまた下の方で。先に補足部分をやっちゃいましょう。

 

譲れない絶対条件

 

この話の核です。巻物を連続して撃っていく中で出来上がったリズム。これが崩れると釣りの感覚がガクッとズレます。これは僕だけではないはず。そのズレの大きさにより気にする気にしないは人によりあると思いますが、なにか呼吸が変わってしまう感覚に覚えはないですが?

僕はそのズレが思いっきり響くタイプなので(そんなに繊細じゃないはずなんですけどね)できる限りリズム、スピード、そして岸からのボートポジションは変えたくない。その条件の元釣りを広げるとおのずと絞られてくるわけです。

 

例えば

 

クランク、スピナベを巻くのは岸際。ボートポジションはやや岸から離し3~5mといったところ。この条件を変えずに投げられるものとなると除外される釣りが出てきますよね。例えばフットボール。岸際からダウンヒルで落としていくことを目的とするとボートのポジションは岸からかなり離さなければいけません。

そうなってしまうとタックルを持ち替える動作の他に一度ボートを大きく離し、再びポイントの方を向き入れなおすという段階をこなす必要があり、シンプルにめんどくさい。なのでフットボールやる!となったときはしばらくフットボールのままです。

 

今回主題にしている“速さ”にしてもそう。巻物をしているとき基本ボートは流しっぱなしエレキ踏みっぱなしです。クランクもノンストップで投げっぱなし巻きっぱなし。その投入回数とスピードは相当なもの。おおよそバス釣りに使われる釣法の中では間違いなくトップクラスです。

となれば、そのチェックスピードは極力落としたくない。ではそこにダウンショットはハマるでしょうか。答えは絶対にノー。ヘビダンならあるいは…ってレベルですが、ボトムに落とす必要がある時点でドロップショットはもうスローなのです。

 

集中力が続く人、感覚が狂わない人はいいかと思いますが、もしそのリズムの違和感を経験したことがある人、なんとなくの釣りを続けているうちに何をしたらいいのかわからなくなってしまう人はこういったことも原因の一つかもしれません。

 

では次の動画

 

ずばりここで使うフィネスとはノーシンカーワッキーと、ラストエース75のノーシンカー。この二つですね。では次の動画では実際にどんな場面で入れていくのか。アクションは?フックは?など実践的な解説をしていきます。

 

いかがでしょうか。最初の動画のどうして?という部分と次の動画のこれ!でより具体的に感じ取ってもらえないかなと。

以上が僕が気をつける、というより自然と行きあたった現状の答えです。

全く今の釣りに違和感がないとまでは言いませんが、巻物主体の中にスピードを犠牲にした釣りを混ぜてすぎていた時に比べると、疲労感の減少や集中力の増加ははっきりと感じます。

今悩んでいる人にはひょっとすると特効薬になるかもしれません。参考にしてください。